〜　北の国へ〜







いよいよ今年2011年7月15日から公開される
ハリー・ポッター最終章
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』


ポッターファンは勿論のこと
映画としても
幅広い年代（私もそうなのですが・・・）に楽しませてくれる作品だと
公開の度わくわくさせてくれます



「ハリー・ポッターと死の秘宝Part1」より

作者のJK・ローリングスさんもこのポッターシリーズで
2001年には大英帝国4等勲位を受け
現在はロンドンのポートレート・ギャラリーにも
肖像画が展示されている、という
時代の作家としても世界中に名を轟かせています



JK・ローリングス　ELLE誌より


そんな彼女もこのポッターシリーズを手がける前は
イングランドの南西部に生まれ、
エクセター大学に学び
（この大学は幾度と足を運んだ大学で私にとっても馴染み深いです）
卒業後はロンドンへ向かい職を得ました

ポッターシリーズは
マンチェスターからロンドン・キングスクロス駅へ向かう列車の中で思いつき
全体の構想に約5年を費やしましたが、
しかし、ご承知の通り
順風満帆の生活ではなく
結婚、出産、離婚を経験し、
エディンバラへ幼い娘を抱えて厳しい生活を強いられていた際に
その第1作目を書き始めたところから
彼女の人生が大きく転機を迎えます

そんな彼女の原点でもある
ポッターシリーズ第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」を
執筆したエディンバラのカフェへ行って見ました



「Elepfant House」


無名のJK・ローリングスが
寒さを凌ぐために長居をしながら
この世界的ベストセラーの第１章をここで執筆していた、という・・・
そんな居心地の良い場所ならば！と
今年の冬、寒い同時期にそんな同じ思いも感じられるのかしら・・・？と・・・

まだ雪が降る季節のこの北の街
しかし、向かったこの日は陽が出て穏やかな日の昼下がり


エレファント・ハウス手前からの眺め


歩きつかれた午前中から午後への力を蓄えに
旧市街へと向かいました








〜　エディンバラのカフェ　〜

：：　ザ　エレファント　ハウス　：：

The Elpfant House


北のスコットランド首都
エディンバラの街中心地はエディンバラ・ウェイバリー駅を中心に
新市街（ニュータウン）と旧市街（オールドタウン）に分かれます

国の象徴エディンバラ城は
その旧市街・オールドタウンに位置します



ニュータウンから見たエディンバラ城の裏側


目指すエレファント・ハウスはこのエディンバラ城から延びる
ハイ・ストリートから1本曲がった
非常に解りやすい場所にありました



姉妹店Elpfant＆Bagles

	1）	住所	21 George IV Bridge　Edinburgh EH11EN 　　Tel. 0131-220-5355 　　Fax. 0131-220-4272 ＊城を背にしてCastleSt.,を経て、Lawn MarketのBank St.,と 　　George St.,が交差しています 　　目印としては「Bank of Scotland」が角にありますので、 　　その角を右（城を背にして）曲がった通りがGeorge St.,です 　　George St.,をまっすぐに進み、徒歩5分未満です
	2）	営業時間	月〜日曜日　08:00〜23:00　まで 　定休日は特になし
	3）	メニュー	朝食から昼食、夕食まで（サイトをご参照くださいませ） 　飲み物もお茶からコーヒー、アルコールもあります

＊＊エディンバラ城前からホーリールー宮殿まで延びる1本の通りは
「High Street」としてお馴染みですが、
実際は正式名称としては幾つかの名前を持っています

ですから、この通りの中で曲がる交差点の目印としては
先の「Bank of scotland」を見落とした場合は
下記の聖ジャイルズ大聖堂でも宜しいかと思います

この大聖堂の手前に右折する交差点が近いです

王冠の形をした屋根が目印で
ゴシック様式建築としても、
またスコットランドにおける宗教改革の旗手
ジョン・ノックスの像も飾られています



屋根の王冠はこの通りでも目印になります
「St.Gilles' Cathedral」


さて、ジョージ4世通りに入って、
進んでいくとこの通りが高い位置にあることに気づきます

地図上では交差しているはずの横に走っている通り
Victoria St.,とCow Gateは
ジョージ4世通りとは交差しないのです



上の写真は後日写した写真ですが、
ジョージ4世通りから見たCow St.,のものです

このエディンバラの旧市街は
想像以上に高低差があり、
自分の足元がすでにこのように街が出来上がっていることに驚きました

この通りを歩きながら・・・
歴史ある旧市街の面白さにわくわくします




一際目立つ赤い入り口のエレファント・ハウス

実は昨晩遅くに通った時は
外から見えるカウンターはすでに満席

人が入り口まで溢れていました

ですから、この日の晴れた昼食もちょっぴり時間をづらして訪れてみました

先ずは入り口から店内へ





こちらのショーケースに入っているデリの他には
黒い黒板に書かれたドリンク類、食べ物メニューが豊富です

ドリンク類もお茶だけでも、
アルコールをいただきたい方にも御利用いただけます

　　
ハウスワインでもコーヒーでも可！




ショーケースの中にはサンドウィッチ、サラダ、キッシュ、パイ、ピザ、ケーキなど
目移りしてしまうほどの種類の多さ！


　　　


ですから、列を進みながら
このケースと黒板を見ながら食べたいものを考えます

レジまで進んだらこちらで希望するものをスタッフさんに伝えます

レジで合計金額を支払って自分のレシートを受け取り
お隣のキッチン窓口で
自分のトレイを受け取ります

そのトレイにはすぐに出せるものが乗せられて
暖かい食べ物（ホットミール）や調理されるメニューは
番号札を渡されて
後からスタッフが席まで持ってきてくれます

私のオーダーはこれです！


内訳は忘れてしまいましたが、
ポットティー、このお店の名に因んだ“象”のショートブレット、
ハーフのマルガリータピザ（サラダ付き）
合計で£7,35也

左の写真の左上に緑のボトルに番号が差してあって
これを目印に後から暖かいピザをもってきてくれました



ピザについては特別美味しい！という程ではありませんが、
暖かくて薄い生地のこのピザは
私にはサラダも付いていて、期待道理のお味でした

しかし！
思った以上に美味しかったのは
このお店に因んだ象のショートブレット

この旅の中で1番美味しいショートブレットでした！

さくっとしていてバターたっぷり、
甘さほどほどでその後お持ち帰りにもしたほど・・・
思わぬおまけでした

店内は入り口から見ると
奥は全面大きな窓があり、
光も沢山入る明るいスペースになっていました


入り口から進む奥の座席スペース


明るい窓辺の大きな空いた席に落ち着くと
その窓からはエディンバラ城が・・



冬の青空にくっきりと見えるエディンバラ城


この風景と共に周りの席を見渡すと
新聞をゆっくりと読んでいるご年配の男性やおしゃべりに夢中の女性達

大きなテーブルなので勉強に熱心な学生達
子供連れの家族達や
買い物途中の主婦が本をのんびりと読みながら・・・
様々な年齢層のお客達が
それぞれにのんびり寛いでいました

そのテーブルの合間を縫うようにしてスタッフがキビキビと感じ良く
テーブルに出来上がったお料理のプレートを配っています


そして、店内には名前の通り
“象”が沢山！
壁には象の写真や絵が額縁に入れられて飾られています

窓辺に置かれた象の置物	子供用の椅子　 この後3歳くらいの幼児が座っていました
通路に置かれた象 幼児が座れます	子供達の描いた象の絵

観光客らしい私のような者は余り見当たらず、
もしかしたら夜の方が学生達や旅人達で賑わうのかもしれません

店内のトイレ前の壁には
あのJK・ローリングスや著名人達が立ち寄った記事や
お店に関する記事が貼り付けてあるコーナーがありました




唯一このお店が名立たる著名人（JK・ローリングス）達が
立ち寄った足跡が解る一角です

それ以外は
誰でもがこの空間でゆったりとできる空気を醸し出している
一軒の普通のカフェです

しかし、誰でもその空間に足を踏み入れると
エディンバラ、という歴史深く
見るべきところも沢山あって、
ついせかせかとしそうなこの街での観光に
こんな“まったり”とできるカフェを知っておくと
どんな時間に訪れても良いな〜と思いました

ここでのんびり出来ない場合は
テイクアウトも可能なので
是非この街での観光に足を運んでいただく食事場所、
お休み処にお薦めします



入り口近くのカウンター＆レジ
メニュー黒板の上にも沢山の象がいました！


そして、是非JK・ローリングス＆ポターファンも
第１作目執筆されたこのカフェへどうぞ












一人旅でどうしても毎回悩んでしまうのが、
食事場所・・・

そして、「旅」の楽しみの一つが御食事だと思います！

「一人」でも安心して、
寛げる場所が一つだけあれば
もう何度も足を運んでしまいます

・・・私だけでしょうか・・・？

皆様の旅の間１回でも足を運んでいただければ幸いです

そして、私とは違う感じ方をされるかもしれません
どうぞ、その場合はご容赦くださいませ


でも、ほんの少しでも
同じ気持ちを味わっていただける方がいらっしゃったら
嬉しいです







どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております





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